Bye-Bye-Handの方程式 フルアルバム『ソフビ』でメジャーデビュー 楽曲制作、キャリア最長の全国ツアーへの思いを語ったロングインタビュー
で、また次の日は学校のトイレで私服に着替えて、ちょっと先生に怒られながらライブに行くみたいな(笑)。高校生だから遊びでという感覚は一切なく、その延長で今もきていますね。
──バンド結成当初からの曲も1stアルバムに入っていたりするんですか。
汐田まったく入ってないです(笑)。一昨日、初めてライブをした京都のライブハウスに7年ぶりくらいに行ったんですけど。当時から知っている店長が今の僕らを見て、「面影もない」みたいに言われたので(笑)。僕らとしてはグラデーションで変わっていっているんですけど、当時と今を比べたら別人みたいな。
──振り返ってみて、いちばん変わったなと思うのはどんなところですか。
清弘暗かったね。
汐田あの頃は暗かった。あと大きくちがうのが僕の声にボーカルエフェクトがかかってて、ケロケロしてたんです。そのときは発明やと思ったんですけどね。普通のギターロックにケロケロが付け足されて、それが相乗効果にならない状態で。自分はあくまで曲を作りたいだけで、ボーカルをやりたくてはじめたバンドじゃなかったので、3年間くらい抵抗してました。でもオートチューンをかけると「めっちゃいい感じの歌詞を書いてんのに、聴き取られへんで」