2022年6月7日 07:00
神谷浩史&宮野真守の強い絆「全幅の信頼を置いています」
マンガの連載を読んでいた時からずっと、「ピッコロ大魔王から生まれた新たな悪いやつ」という印象が拭えなくて。そんな悪いやつがすごく良いことをしているから、なんでこんなことしてるの?と違和感を覚えていました。そして、いまだにその違和感は強いのですが、同時にそこが魅力でもある。
それは古川(登志夫)さんの声が乗っているからだと思っていて。全面的に信用していいのかな?と、いつ敵になるか分からない独特な緊張感を持っているところに魅力を感じます。
懐かしさと新しさが融合した『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』
ーー『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』(以下、スーパーヒーロー)の台本を読んだ時の率直な印象はいかがでしたか?
神谷まず「レッドリボン軍」を扱うんだ!と思いました。解決していなかったんだなと。
宮野うんうん、思いましたね。
神谷地球を滅ぼしかねない生物をつくるような悪の限りを尽くしたやつらを、やっとこさ悟空たちが倒すわけです。だけど、世の中的にはサタンが危機を救ったスーパーヒーローになっているという話で終わるのですが……実はレッドリボン軍の火種は残っていたという。そして今作では、新たに人造人間ガンマ1号・2号を生み出した。