【対談】北(ルサンチマン)×オサキアユ(さよならポエジー)「“ロックとは”みたいな指標があって、ルサンチマンはそれにぴったりなんですよね」
しかもなるべく連チャンとかでやりたいってところまで頭の中にあったんで、OKしてくれて助かったというか。
――それは断れないですよね。
北いやいや、待ってましたから。
オサキずっと言ってましたからね。「断れない」っていう権限すら使ってやろうと思って。「先輩やから断れないなあ」をフルで活用しようと、ちゃんと電話で誘いました。
――さよならポエジーも先輩といっぱい対バンやってきてますけど、いよいよ後輩も増えてきてるじゃないですか。憧れたりすることも増えたと思うんですけど、それはどう感じていますか?
オサキまあ、否定すると嘘になる。
バンドマンに好きですって言ってもらうことも嬉しいんですけど、言われるとそのバンドのことを好きになりたいって思うじゃないですか。でも自分はこんな感じだから、そうならないバンドマンもいたりとかして、すごくもどかしい気持ちになるんです。僕も先輩の人に対して「好きです」とか言いに行ったことがほぼないんですよ。その段階で上下ついちゃうなみたいなのが嫌やし、せっかく音楽っていう、ある種格闘技みたいなことをやってるのにラブコールを送ったら、人間関係の道中とか結末も変わりそうだから。