【対談】北(ルサンチマン)×オサキアユ(さよならポエジー)「“ロックとは”みたいな指標があって、ルサンチマンはそれにぴったりなんですよね」
2日間のイベントで両日出演だったんですけど、「曲かぶりNGでお願いします」って言われたんですよ。「じゃあ同じ曲を1日何回もやるのはOKですか?」って聞いたら、「よくわかんないですけど、いいです」ってなったので。だから1日目は普通のセットリストやって、2日目は「荻窪」しかやらないっていう。
オサキだから30分で聴けたの1曲だけってことですよね。それでいけるのはやっぱりすごいヤツやと。どこかでブレーキはかかるし、そんなの絵空事というか机上の空論やないですか。あれができるかできないかでわかれますよ。人間の仕組みというか。
すごいあっぱれでした。そういう痛快なのをこっそりやってるのも僕は好きなんですけど、だからルサンチマンは大好きなんですよ。真剣だから面白い。
――北さん、さよならポエジーのニューアルバム『SUNG LEGACY』はどうでした?
北いや、もう最高ですよね。もう言うことないぐらいに。「絶滅の途中で」っていう曲が、結構人柄を体現してるような歌詞だなって思って歌詞を書き起こしたんです。で、名古屋で会った時に「これ書き起こしたんですけど合ってますか」って言ったら――
オサキ全然違った。