くらし情報『[Alexandros]が“新人バンド”の気持ちで奏でた偶然の歴史 『ALEATORIC TOMATO Tour 2021』大阪公演レポート』

2021年8月2日 21:05

[Alexandros]が“新人バンド”の気持ちで奏でた偶然の歴史 『ALEATORIC TOMATO Tour 2021』大阪公演レポート

だけは聞き取れた。

そう『ALEATORIC TOMATO Tour 2021』は、いわゆる曲間もMCもほとんどなく、このライブならではの“繋ぎ”が聴きどころだった。世界観に引き込むアレンジ力が発揮されていたが、休みなく演奏を続けるスタミナも圧巻。

息がピタリと合ったアンサンブルと、サビのハイトーンに聴き惚れた「Dear Enemies」、「声出せないこと言い訳にするんじゃねえぞ!」「配信で観てる奴らも家ん中で叫べよ!」という川上の煽りに、会場では手があがり、チャットでは「イエーイ!」が連発した「Waitress, Waitress!」、「Don’t Fuck With Yoohei Kawakami」では、味と技術と音色(と表情)、すべてが堪能できるギターを白井が弾きまくる。

[Alexandros]が“新人バンド”の気持ちで奏でた偶然の歴史 『ALEATORIC TOMATO Tour 2021』大阪公演レポート

撮影:河本悠貴
そこからの延長線上ながら、再び映像、照明、音像が一体となって、空気感を作ってから「Thunder(Bedroom Joule Ver.)」へ。ここからは、バンド感と“今”の融合、ライブ感とアートの融合を発揮する、至上のフェーズに突入。サポートキーボードのROSÉの活躍が光る繊細なアンサンブルの「vague」

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