2022年7月27日 12:00
『ジュラシック・ワールド』最終作のキーワードは“共存”。 コリン・トレボロウ監督インタビュー
がメイジーの出自について執筆してくれました。彼女はある人物のクローンなわけですが、そこにどんな物語があったのか? その物語はヴェロキラプトルの“ブルー”の物語と呼応します。彼女もまたベータという子をつくったわけです。このふたつの物語は本作の中で最も美しい要素のひとつで、執筆してくれたエミリーは本当に素晴らしかったと思っています。
もしかしたら、一部の方は恐竜と人間に絆ができることや、恐竜に知性があるなんて信じられないと思うかもしれません。でも、現在の私たちと動物の関係を考えると、それほど飛躍したものではないとわかると思います」
すべての物語が本作に集結。監督が結末に込めた想い
ここで、ここまでの監督の話を少し整理する。本作はジュラシック“パーク”と“ワールド”のすべての物語の完結編になる。
かつて、ジュラシック・パークで恐竜を目撃した博士たちは、遺伝子操作によって起こった巨大な危機を止めようと奔走する。一方、『ジュラシック・ワールド』の登場人物たちは、絆を深めた恐竜ブルーとの約束を守るために冒険に出かける。
巨大イナゴの謎を追うサトラー博士らは人間が遺伝子を操作することの功罪と向き合うことになる。