くらし情報『「運命を感じながら役に臨みました」上白石萌歌、『ソロモンの偽証』に挑む』

2021年10月3日 12:00

「運命を感じながら役に臨みました」上白石萌歌、『ソロモンの偽証』に挑む

上白石 物語の舞台も、昭和から現代に変わりました。コミュニケーションを取るツールが変わり、SNSにおける誹謗中傷の問題なども出てきます。昭和に発せられたときとは違う温度の言葉が高校生たちの間を行き交い、さらに情報が増え、真実とは何かの問いが強くなっている。きっと、視聴者の方々も感情移入しやすいだろうなと思いました。

──藤野涼子を演じるにあたり、どんな準備をしましたか?

上白石 原作を読んだり、裁判を傍聴しに行ったりしました。本物の裁判の空気感を作品に生かしたくて、メモを取りながら。あとは、高校時代の日記を読み返し、当時の揺らぎやすい心を思い出したりもしていました。

──日記を役作りに使うということは、ご自身からの距離が近い役なのでしょうか?
上白石 作品を見るときって、自分に近い存在を探しがちなんです。
映画館に足を運んだ当時も、自分に最も近く思えたのが藤野涼子ちゃんでした。彼女のことをもっと知りたいなと思えて。今回も、ある種の運命を感じながら役に臨みました。

涼子も私も、必要以上に責任感を感じてしまうところがあると思います。私の場合、作品に入る前に寝つきが悪くなったりして(笑)。

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