水江建太×荒牧慶彦「『A3!』は役者について考えさせてくれる」
水江万里の魅力は“センスがあるところ”だと思います。彼が持って生まれたものはすごく大きい。みんなからうらやましがられるようなものをたくさん持っているなって。最初に演じた時から変わらず感じています。
愛おしさを感じるポイントは“ギャップ”みたいなところですかね。万里は本当に何でもできちゃうようなやつだけど、子どもらしい一面がいいなって思います。
荒牧紬はなんだろう……。一番人間味があるというか、“現実世界の人に一番近い”ところですかね。
悩んでいること、夢を諦めてしまった理由、そこにすごく僕自身は共感が持てますし魅力的だなと思います。
愛おしさを感じるポイントは、“優しいところ”。人の気持ちを汲んだり、相手が今「欲しい」と思える言葉をあげたり、そんな紬の中にある優しさがすごく愛おしいなと感じます。
──役者として尊敬するところはありますか?
水江センスがあるのに、役と向き合う時にちゃんと努力したり、負けず嫌いを発揮したりするところですね。そういう部分に、みんなが「勝てない」と思うんじゃないかなと感じています。
荒牧細かいところを突き詰めていく姿勢。それから表現力。役者として尊敬できますし、学んでいきたいところでもあります。