2021年11月1日 12:00
小沢道成×中田夢花 舞台『水深ゼロメートルから』がまもなく開幕へ
自分はいつも書くときに、愛のある作品を書きたいなと思っているんですけど、2年経って、違うメンバーになった今も、愛がある作品になっていることが嬉しいです。
不安定な年代だからこそできる表現
――今回キャストは、初舞台という方もいらっしゃいますよね。ある意味フレッシュな舞台になりそうですが、どうですか?
小沢フレッシュはフレッシュなんですけど、みんな上手いです(笑)。普通に自然な会話ができてしまう俳優さんばかりなんです。また、今回高校生役は全員オーディションなのですが、その分、作品にかける思いが強い。この役がやりたいと台本を読み込んだりして挑んでくれたんですよね。
僕がオーディションの時に一番大事にしたことが、中田さんが書かれた台本のキャラクターに合うかどうか。今回のキャストは、ベストメンバーだなと思っています。
――高校演劇についてもぜひお伺いしたいのですが、どんなところが魅力に感じますか?
中田高校を卒業して、一歩大人になったから思うんですけど、高校生にしかできない表現があるなと思っていて。自分も現役のときに「高校生らしいね」みたいなことを言われるのが嫌だった人間なんですけど、でも改めて考えてみると、テーマとか言葉とかノリとか、多分現役高校生だからこそ醸し出せる雰囲気や空気感、不安定な年代だからこそできる表現がある気がします。