2021年6月23日 18:00
井上祐貴・木下彩音が“青春ミステリー”に挑戦「どんなにつらいことも乗り越えれば見える景色がある」
僕自身も演じていて、暁人に背中を押してもらえた気がします。観てくださった方々が、ちょっと一歩踏み出してみようとか、言えずにいたことを言ってみようとか、そういう刺激をあげられるような作品になったのかなと思います。
――暁人は身代わりになる選択をして、それは覚悟していたことだったはずなのに、実際に標的になってみたらやっぱり辛い、というシーンがありましたけど、とても人間っぽいなと思いました。
井上そうなんですよね。すごくあれは暁人っぽいというか、守りたいという思いが勝って、行動してしまったんだろうなあと。あのセリフを言っているシーンは暁人の弱さが出るシーンで、考えさせられました。
木下オーディションが終わってから撮影が入るまで短い期間しかなくて、撮影じたいも8日間という短い時間で撮ったのですが、準備期間があまりない中、初めてのヒロイン役だったのですごく最初は不安でした。でも始まってしまったら、キャストが同世代の方が多かったのもあって、いろいろコミュニケーションをとれて、すごく楽しかったです。
映画の内容は重たいんですけど、休憩時間はみんなで楽しく過ごしていました。撮影中のシリアスさとカットがかかったあとの和気あいあいとして現場のギャップが楽しくて、すごく勉強させていただきました。