くらし情報『「百年後芸術祭−内房総アートフェス」レポート 地域性が伝わる作品をピックアップして紹介』

2024年4月12日 17:00

「百年後芸術祭−内房総アートフェス」レポート 地域性が伝わる作品をピックアップして紹介

北部の埋立地は、全国上位の工業製品出荷額を誇る工業地帯。南部の里山では、過去3回開催された「いちはらアート×ミックス」の蓄積のもと、閉校舎を再生した内田未来楽校、旧里見小学校、旧平三小学校、月出工舎が会場となっている。なかでも旧里見小学校では、豊福亮が“市原の工場夜景”に想を得て構築した《里見プラントミュージアム》が迫力。1960年代から市原の湾岸部に工場を持つ企業や小湊鉄道など主要産業の歴史とともに栗山斉、原田郁ら5人の工業的なエッセンスを持つ作品が設置されている。ほかにも森靖らアーティストが滞在制作した作品を展示。EAT &ART TAROがプロデュースした地域の食材を活かしたカフェも楽しめる。

「百年後芸術祭−内房総アートフェス」レポート 地域性が伝わる作品をピックアップして紹介

豊福亮《里見プラントミュージアム》
「百年後芸術祭−内房総アートフェス」レポート 地域性が伝わる作品をピックアップして紹介

森靖の制作風景
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エルヴェ・ユンビ《ブッダ・マントラ》2024年アジアの仏教とアフリカの祖先崇拝との対話を表現
なお、市原湖畔美術館では、リュウ・イ(中国)、チョ・ウンピル(韓国)、リーロイ・ニュー(フィリピン)らを迎えて企画展『ICHIHARA×ART×CONNECTIONS―交差する世界とわたし』が6月23日まで開催中だ。人口の50人に1人が海外にルーツをもつ市原市で、彼らの母国からアーティストを招き、多様な人々が共に生きるために取材などを経て制作した。

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