くらし情報『「百年後芸術祭−内房総アートフェス」レポート 地域性が伝わる作品をピックアップして紹介』

2024年4月12日 17:00

「百年後芸術祭−内房総アートフェス」レポート 地域性が伝わる作品をピックアップして紹介

なお、4月6日に急逝したベトナムの作家ディン・Q・レの作品も見届けたい。ベトナムと市原で集めた古着をベトナム人と日本人、さまざまなルーツを持つ外国人とともに縫い上げた巨大なキルト作品だ。
「百年後芸術祭−内房総アートフェス」レポート 地域性が伝わる作品をピックアップして紹介

ディン・Q・レ《絆を結ぶ》2024年撮影:田村融市郎
また、小湊鉄道の上総牛久駅周辺では7組の作品を歩いて巡ることができる。闇の中、手作業で立体的に編まれた無数の糸と光が行き交う千田泰広よるインスタレーションは幻想的だ。宇宙的でもあり、海底に潜っていくようでもある。一方、沼田侑香は和菓子店と精肉店で、岩沢兄弟は電気店で展示。創業60年を超える精肉店では居合わせたお客から「から揚げが美味しいよ。ウチの息子が子どもの頃から食べて育ったの」と勧められ、商店街で食べ歩きもした。
地域の日常が見えるような触れ合いも含めた鑑賞体験を楽しみたい。

「百年後芸術祭−内房総アートフェス」レポート 地域性が伝わる作品をピックアップして紹介

上総牛久駅の天井から吊り下がる栗真由美《ビルズクラウド》2022年。改札の向こうは小湊鉄道の車両。
「百年後芸術祭−内房総アートフェス」レポート 地域性が伝わる作品をピックアップして紹介

千田泰広《アナレンマ》2023年
「百年後芸術祭−内房総アートフェス」レポート 地域性が伝わる作品をピックアップして紹介

東屋精肉店3代目店主。鏡に映る沼田侑香《MEAT SHOP》はぜひ現地で。
袖ケ浦市

東京湾アクアラインで都心へのアクセスが向上し、急速に発展している袖ケ浦市。

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