2017年3月18日 08:00
史上最大話題作<スラヴ叙事詩>が大公開 まだ知らぬミュシャが今ここに!
アール・ヌーヴォーを代表する芸術家、アルフォンス・ミュシャ。豊かな色彩と花や植物の有機的なモチーフ、自由曲線を組み合わせた装飾性の高い絵画は誰でも一度は目にしたことがあるはずです。
2017年3月8日から国立新美術館で開催となる「ミュシャ展」ではそんな彼の代表作はもちろん、今まで門外不出だった巨大絵画群<スラヴ叙事詩>もとうとうお披露目。今までミュシャが好きだった人も、初めてミュシャを見る人も、見逃すことなかれです!
チェコ国外初公開! <スラヴ叙事詩>全20点 堂々来日
柔らかな女性と装飾性の高いポスターを描き続けてきたミュシャ。晩年彼は故郷を想い、ミュシャ史上最大作を描き上げました。それが今回の目玉<スラヴ叙事詩>という全20点にも及ぶ作品群。
近年までチェコ国内のみに限定公開されていた本シリーズが、チェコ国外で初めてそろって公開されます。およそ縦6メートル、横8メートルにも及ぶ大傑作には、彼の故郷チェコとそのルーツであるスラヴ民族への想いが込められています。アール・ヌーヴォーの作風とは異なった写実的な描写にも注目です!
ミュシャといえばコレ! お馴染みの作品も多数
美しいモチーフと柔らかく妖艶な女性たちが描かれる人気シリーズ<四つの花>(1897年)