【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(前編)
沢村さん:商品が届くまでに気分が変わってしまったら、大変ですね(笑)。でも、本当に全部きれいな仕上がりなんですよね。このサイドテーブルの脚とか。金子さん:金物はイタリアの職人がこだわりをもって、仕上げています。ここのショールームには日本の金物職人の方も足を運んでくださるのですが、「この仕上がりは真似できない」と言われますね。沢村さん:イタリアの職人はすごいですね。あまり仕事をされているイメージがないんですが(笑)。金子さん:そうですね。
夏休みなんて1カ月くらい、まるっと休みを取るときもあるので、そこでオーダーがストップしてしまいます(苦笑)。沢村さん:でも、どんなに頑張っても、日本人にはこういった雰囲気や柄とか色は出せないですよね。金子さん:確かに、ファブリック一つとっても、日本人には出せないカラーが多いですね。沢村さん:目に映る色が根本的に違うんだなと思いますね。もちろん、太陽の光も違うでしょうし。パーツなどで日本の職人しか作れないようなものはあるんですか?金子さん:基本的に無垢の木材などは日本の職人の方が上手ですが、金物やガラス、レザーの加工に関しては、イタリアの職人にはかないませんね。