マンションを売却したら確定申告は必要?確定申告の条件や必要書類について
基本的には、マンションを購入した金額よりも高い金額で売却できた場合には確定申告をしなければなりません。マンションなどの不動産物件を売却して利益を得ると税法上では「譲渡所得」とみなされ、「譲渡所得税」という税金を納めることになるためです。
マンションを売却した人で、確定申告の義務が生じる条件とは?
マンションを売却して利益を得た方は全員確定申告の義務があるのかと言えば、実はそうとも限りません。確定申告の義務の発生には、所得の金額が関わってきます。マンション売却による所得は次の公式で求めることができます。
譲渡所得=譲渡価額-取得費-譲渡費用
※譲渡価額…マンションを売却した金額
※取得費…売却したマンションを購入したときの費用(仲介手数料含む)から、減価償却費を控除した金額
※譲渡費用…売却に要した仲介手数料や修繕などの費用
この式によって算出される「譲渡所得」の金額によって、税金の納付が発生します。次は、どのくらい所得があると税金がかかるのかを見ていきましょう。
【1.譲渡所得が3,000万円以上の方:納税対象で確定申告が必要】
これぐらい高額の所得があれば税金を納付しなければならず、確定申告も必要になります。