マンションを売却したら確定申告は必要?確定申告の条件や必要書類について
とはいっても、現代においてこれほどマンションが高値で売れるケースは少ないため、これだけ高額な譲渡所得になる例は稀でしょう。
【2.譲渡所得が3,000万円以下の方:確定申告で非課税にできる】
本来はマンションを買った金額より高く売却していますから、譲渡所得はプラスになりますが、この場合は確定申告を行うことでかかる税金をゼロにすることができます。つまり、節税のために確定申告が必要となるのです。なぜ確定申告によって非課税にできるのかと言うと、ご自分が住まわれていたマンションを売却した場合、利益に対して最大3,000万円の控除があるからです。これは「課税譲渡所得」と言い、利益が出た場合の計算のベースとなる金額にあたります。計算方法は次のとおりです。
課税譲渡所得=譲渡所得-(最大3,000万円の)特別控除
もし譲渡価額がプラスになったとしても、そこから3,000万円の特別控除分を引くと課税譲渡所得がマイナスになる場合があります。その場合、税金の納付は発生しません。
【4.利益は出なかったもの、税金の還付金が受けられるかもしれない人】
3,000万円の特別控除を受けなくても、「譲渡価額-取得費-譲渡費用」