築30年以上のマンションを売却するには?知っておくべき資産価値と売却側のニーズや注意点
築30年を超えるマンションは、全国で2,000,000戸以上あると言われています。「建物の資産価値はほとんどないようなマンションが果たして売れるのか?」という疑問や心配は多いですが、売却する方法はあります。ここでは築30年以上のマンション売却の問題点をふまえ、購入側のニーズやリフォームが必要かどうかについてご紹介します。
築30年以上のマンションでも売却の可能性は十分ある
中古マンションの構造で主流となっているのが鉄筋コンクリート(SRC)構造です。国が定める法定耐用年数を見ると、鉄筋コンクリートは47年となっています。この法定耐用年数は、購入側が物件を取得する際に銀行などからローンなどの貸付けを受ける際の判定基準として使われます。つまり、法定耐用年数を過ぎていなければ、金融機関からの融資も受けられるのです。
特に都市部では古い住居を再利用する「リノベーション」の意識も高く、築年数が30年を超えていても売却できる可能性が大きくなってきています。
ただ、地方ではニーズが低く、売却は都市部に比べれば難しいという現状はあります。
【築30年以上のマンションを売却する際の問題点】
まず、築30年以上のマンションには、売却に関してどのような問題点があるのか見ておきましょう。