これには飽和水蒸気量というものが関係しています。
空気中に水蒸気として存在できる量は、空気の温度によって変わります。暖かければたくさん水蒸気として存在でき、寒ければ水蒸気として存在できる量が減るので水となります。
冷たい窓に接した空気は、水蒸気として水分を保ちきれなくなり、その水分が水滴になって窓につきます。これが結露の仕組みです。
2. 結露が及ぼす悪影響
結露には、実はいろいろな悪影響があることをご存知でしょうか?それは「カビ」と「ダニ」です。
カビは、湿度・温度・酸素・エサの4つの条件が揃ったときに発生するといわれています。結露が起こる環境は、空気があって温度と湿度が満たされているという状態です。
さらに結露の水滴に付着したホコリはエサとなります。
こうして結露はカビのもとになり、カビが飛ばす胞子はいろいろな健康被害のもとになってしまいます。また結露で濡れてしまったカーテンがカビてしまうと、洗濯しても落ちなくなってしまいます。これも困る問題ですよね。
そして次にダニ。ダニは夏だけのものと思われがちですが、湿度が高く、暖かいという状況がそろっていれば生息することができます。