「リノベーション分野は今後さらに大きく成長する」〜HEAD研究会理事長・松永安光〜
具体的に言うと温熱効果、断熱材ですね。大抵空き家となっている物件は旧いものが多いので、断熱材が入っていないのでとても住めたものではないものが多いんです。で、我々が進めているのはエネルギー分野とも関連してくるのですが、セルフリノベで断熱性を高めるという考え方ですね。つまり今ある空き家達をゼロエネルギーハウスにする。具体的には何かというと、誰でも扱える断熱材や、誰でも扱える断熱に関してのノウハウを蓄積していこうという試みですね。実際に各地で実践し始めています。旧い空き家を使ってね。3つ目は耐震性です。
これに関しては我々も非常に重大な課題と捉えています。現状ある建物に新たに耐震性を確保できるような技術を構築していければと考えています。現状リノベーションというジャンルは成長していますが、本質的な部分で模様替えの域から踏み出せないでいるのはそういった理由もあると思っています。」
我々にとってもヒントとなるストーリー性を重視したコンペ作品に出会えるのを楽しみにしています。
ー今回、LIMIAと合同で行われるコンペ(2017年3月13日より開始)について、参加者の皆さんにアドバイスなどはありますか?「我々にとってのヒントになるようなものが望ましいですね。