(越智先生、以下同)
――たとえば、どういうことでしょう?
「よく見られるのは、デスクの下で靴を脱いでいる、すぐに泣く、貧乏ゆすりをしている、デスクでメイク直しをする、床に落ちた物を拾うときにひざを曲げない、片手で書類を渡すなどです。また、声が小さく覇気がない人や姿勢が悪い人なども、仕事ができないように見えるので損をしています。
会話中で言えば、腕組みは相手を拒絶するポーズなので絶対にダメ。とくに外国の方に対しては大変失礼にあたりますので、外資系企業など外国の人と接する機会がある人は気をつけましょう。また、目線も大事です。たまに上目遣いがクセになっている人がいるのですが、媚を売っているように見えるため、女性だけでなく男性にも不評。もちろん上から目線もいけません」
●気が利かない人は嫌われやすい
――そのほかに、自分で気づきにくい落とし穴はありますか?
「気が利かない人は嫌われやすいですね。実は、いちばん陰口を叩かれやすいのは、服装が派手な人よりも気が利かない人なんです。
たとえば冷房が効きすぎている部屋で、寒そうにしている人を見つけて『冷房を弱めましょうか?』と声をかけるのがデキる人。