くらし情報『本当は訴えてやりたい! パワハラ&セクハラのボーダーラインってどこ!?』

本当は訴えてやりたい! パワハラ&セクハラのボーダーラインってどこ!?

●「お前は何をやってもダメ!」機嫌で態度が変わる上司の発言は典型的なパワハラ!

――その日の機嫌によって態度が変わる上司もいますよね。そういう上司に「お前は何をやってもダメ!」「こんなことも知らないの!?」と言われたことがある人も多いようです。どう対応すれば良いか教えてください。

「これらの言葉はれっきとしたパワハラに値します。業務上の処理で部下が失敗し、これに対して指導教育する意味で、それが合理的な指導の範囲内の行動であれば、上司の“叱咤”も指導の一環として許容されるのは当然です。ただ、不相当にその労働者を侮辱する行為や、うっぷん晴らしのように当たるケースであれば話は別。

実際に失敗をしてしまったとしても、その失敗を改善するための必要な範囲内の指導を行うのが上司の仕事であり、『何をやってもダメだ』とまで言う必要はありません。さらには、ほかの同僚の面前で大声で叱る、何度も同じ失敗について文句を言うなどの事情が加われば、相当パワハラの度合いが強くなります」

――そういう上司には、どう接すればいいのでしょう。
「こういった上司には『当たらないでください』と抗議しても火に油を注ぐだけです。

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