SMAPを存続させたいのは誰? 会社、上司、部下の心が自分から離れていかないためのコツとは?
人はこのくらいの年齢になると仕事の成功だけではなく、人生において何が幸福なのか、ということを考え始めるような気がするんです。SMAPのメンバーでいえば、SMAPでいることの意味とか、あるいはジャニーズ事務所にいることの意味とかを考えてもおかしくないと思うんです。つまり我々が最初に話していたような、( Part1 「SMAP解散は誰の責任?組織で生き抜く方法とは」)組織の中でうまく生き続けるためにSMAPを辞めないでいる、ということ以上の、別な幸福の在り方について考えている。トップアイドルの最高峰を極めて、あの年齢になって、これ以上の成功はちょっともう想像がつかない…っていう時に、人は何を考えるのか。僕はそこが今回の解散騒動を考える上での一つの鍵になっているような気がします。
植田:なるほど。ただ日頃の言動からいって、彼らはおそらくSMAPを辞めたくはなかったと私は思います。
「明日解散してもおかしくないけど、 60までやっていてもおかしくないよね」と言っていたり、とくに慎吾くん(香取さん)や剛くん(草彅さん)は小さい頃からやっているせいもあって、「SMAPじゃない生活が考えられない」と言っていたんです。