“老け見え”の原因!? 大人女子が定番色「黒」を着るべきではない理由
実は色の「同化現象」と呼ばれるものが原因です。
簡単にいうと「洋服の色に顔色が近づいて見える現象」です。つまり、暗い色を着ると顔色も一緒に暗くなるのです。しかも、黒というのは、人間が見分けることができるといわれているおよそ750万色の中で一番暗い色です。そのため黒を着ると、ほかのどの色の服を着たときよりも、顔色は暗くなってしまいます。
また、暗い色は顔の中の線を強調する性質も持っています。
若い頃はお肌がピンと張っていて、しわやたるみといった線は顔の中には皆無です。人にはそれぞれ生まれ持った身体の色素によって似合う色、似合わない色というのがあります。
20代の若い頃は顔の中に線がないのでその差は小さく、本当は黒がそれほど似合う色ではない人でも、なんとなくスタイリッシュでかっこよく黒を着こなすことができるのです。
でも、大人になるとそうはいきません。黒が本当は得意ではないタイプの人が黒を着ると、とたんに口元に伸びる法令線や目の下のクマの存在感が大きくなって、一気におばさんっぽく疲れた印象になってしまいます。女性なら誰もがいつまでも若々しく美しくありたいと思うもの。黒は使い方を間違えるとかえって年齢が上に見えてしまう、注意が必要な色なのです。