2019年5月16日 19:34
相続税課税の有無は基礎控除額で決まる!基礎控除の計算方法を知っておこう
生命保険金には非課税枠がある
相続税の計算において、生命保険金には基礎控除とは別の非課税枠が設けられています。生命保険金の非課税枠は、次の計算式で計算します。
たとえば、法定相続人が3人の場合、生命保険金は1,500万円まで非課税です。相続人が受け取った生命保険金が1,000万円の場合には、全額非課税になります。もし相続人が受け取った生命保険金が2,000万円なら、500万円のみが課税対象になります。
生命保険に加入すれば、相続税の課税対象になる財産を減らすことができます。相続税対策として、財産を現金や預金で残すのではなく、生命保険に加入することは、有効な方法の1つです。
生命保険金の非課税枠を計算する際の「法定相続人」とは?
相続税において、生命保険金の非課税枠を計算する際の「法定相続人」には、民法上の法定相続人全員が含まれるわけではありません。
養子の数について制限があり、相続放棄をした人も「法定相続人」の数に含めることは、基礎控除の場合と同様です。
非課税になるのは相続人が受け取った生命保険金だけ
生命保険金について、非課税の恩恵が受けられるのは、相続人が受け取ったもののみになります。