過払い金とは?意味・仕組み&払いすぎた利息の返還請求をするデメリットも解説
過払い金請求をする場合、まずは貸金業者に対して直接文書で請求するのが通常です。過払い金の額を計算し、返還を請求する文書を作成して貸金業者に送ります。
なお、完済後に過払い金請求をしても、貸金業者が過払い金の全額をすんなり返してくれるケースということは、通常はありません。過払い金をどれだけ返してもらえるかは、交渉次第になります。
返済中の過払い金請求は任意整理と同じ
借金をまだ返済中の場合、これまでに発生している過払い金を借金の残りに充当します。つまり、返済中の過払い金請求は、債務整理(任意整理)をするのと同じことになります。
この場合、借金の残額よりも過払い金の額の方が大きければ、借金は完済になり、それでも余る過払い金については返還してもらえます。
一方、過払い金を使っても借金がまだ残る場合には、借金を減らした後、残りの借金の返済方法について貸金業者と話し合う必要があります。
過払い金請求は自分でできる?
過払い金請求は、自分で過払い金請求書を作成し、貸金業者に送って手続きすることもできます。しかし、請求した過払い金の全額を返してもらえるケースはほとんどありません。貸金業者側は、あれやこれや理由をつけて、過払い金の減額を要求してきます。