くらし情報『自己破産したら奨学金はどうなる?機関保証と人的保証の違いについてFPが解説!』

2019年8月17日 20:00

自己破産したら奨学金はどうなる?機関保証と人的保証の違いについてFPが解説!

連帯保証人に請求が行われる
前述したように、借主が返済に遅れると連帯保証人に請求が行われ、借主も連帯保証人も長期間返済をしないと、奨学金の残金の一括返済請求が行われ、連帯保証人になっている親の財産が差し押さえられてしまう可能性があります。

連帯保証人を立てて奨学金を借りた人は、返済に遅れると自分を飛び越えて親に請求が行われてしまうことがあるので、返済は責任をもって行う必要があるのです。

機関保証を受けた人が自己破産すると

機関保証を受けた人が自己破産すると


「奨学金で一家全員自己破産」などと言う言葉を聞いたことがある人も多いかもしれません。しかし、機関保証を受けた人が奨学金を払えずに自己破産をしても家族にまで迷惑がかかることはあり得ません。

機関保証においては、保証会社が保証をしているので、「本人と日本学生支援機構」「本人と保証機関」の関係しかありませんので、家族にまで迷惑がかかってしまうことはありません。

保証機関が奨学金を返済する
自己破産をする前は、弁護士などから債権者全員に受任通知という通知を送付します。

この通知を受け取った時点で、日本学生支援機構は保証機関へ代位弁済請求を行いますので、日本学生支援機構から保証機関へ債権は移ります。

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