自己破産したら奨学金はどうなる?機関保証と人的保証の違いについてFPが解説!
代位弁済請求とは、借主の代わりに保証会社に対して融資金の残金の返済を請求することです。
代位弁済が行われた時点で信用情報はブラックとなってしまいます。信用情報がブラックになるとローンやクレジットカードの契約は不可能になってしまいます。
保証機関に返済の義務が生じる
代位弁済が行われると、保証機関が日本学生支援機構へ返済を行なってくれますが、これで借金がチャラになるわけではありません。
債権は日本学生支援機構から保証機関へ移るので、代位弁済以降は保証機関である日本国際教育支援協会へ返済を行なっていく必要があります。
代位弁済の記録は信用情報にブラックとして記録されますが、この情報は保証機関への支払いを完済してから5年間保存されます。
したがって、完済までに10年かかってしまうと、合計15年間は信用情報はブラックのままです。なお、保証機関を利用した場合には連帯保証人がいるわけではないので、親などに請求が行われることはありません。
連帯保証人を立てた人が奨学金の返済ができないと
連帯保証人を立てた人が奨学金を返さないと、連帯保証人に対して請求が行われることになります。
5万円や10万円程度の金額であれば、親なら立て替えてくれるかもしれませんが、100万円を超えるような金額の請求が行われると、親も返済ができずに自己破産にいたってしまうケースも実在します。