自己破産したら奨学金はどうなる?機関保証と人的保証の違いについてFPが解説!
親が返済できないと家族で自己破産になることも
債務者の自己破産後に連帯保証人である親に請求が行った時、親にも返済能力がなければ、親も自己破産するしかない事態に陥ってしまう可能性は十分にあります。
これが「奨学金の返済ができずに一家全員自己破産」となってしまうケースです。
奨学金だけではないですが、連帯保証人を立てた借金を抱えたまま自己破産をすると連帯保証人への迷惑は避けられないということはよく覚えておくようにしてください。
借金総額を減らす方法は自己破産だけではない
自己破産は数ある借金整理の方法である債務整理の中の1つにすぎません。
奨学金を返済することができない理由は様々で、もしかしたら他の借金を抱えて返済に追われている人もいるかもしれません。
このような場合には債務整理によって他の借金を減額すれば奨学金の支払いができるようになる可能性があります。
状況に合わせてどの方法が最適なのか、連帯保証人に迷惑をかけないのはどの方法なのか、ということについてはプロと相談した方がよいでしょう。
奨学金は個人再生の対象になるが・・・
個人再生とは住宅などの財産を残したまま借金を原則3年以内に返済できるように減額させる方法です。