2019年10月26日 14:00
不動産投資の利回りは何%が理想?平均相場&物件の見分け方をFPが解説!
盛り込むべき空室リスク
正確な実質利回りを算出するためには、管理費や修繕積立金といったランニングコストを盛り込むことはもちろん、空室リスクについても考慮に入れておくと、キャッシュフローに余裕が生まれてより投資に失敗しにくくなります。
例えばアパート一棟を購入してアパート経営を始めるのであれば、空室リスクとして年間家賃収入の10%程度をマイナスに見込んで実質利回りを計算するのです。
厳しく感じるかもしれませんが、購入後のキャッシュフローに余裕が持てるかどうかは、実質利回りを正確に把握できるかどうかにかかっています。
不動産投資における利回りの平均相場はどのくらい?
利回りには大きく分けて2種類あることがお分かりいただけたところで、次は利回りの平均相場について考えていきたいと思います。ここからは、利回りを一つの指標として考えるため、表面利回りの平均相場とお考えください。
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アパート経営の利回り
一棟アパートの利回りについては、新築と中古で次のような相場となります。
- 新築アパート:5.5〜6.5%程度
- 中古アパート:7〜9%
一棟アパート投資の場合は、投資額が高額になるハイリスクリターンでもあるため利回りについてはある程度高く見積もれることが投資の条件となります。