2019年10月31日 14:00
【FP解説】不動産投資に失敗する理由4つ!始める前に知っておきたい思わぬ落とし穴
現在の不動産投資では新築から家賃がさらに値上がりすることはなく、築年数の経過とともに徐々に家賃が値下がりしていくのが一般的です。
にも関わらず、家賃が8万円であれば、数十年先まで家賃8万円でシミュレーションをして購入してしまう人がいて失敗の元となっています。
アパート経営の家賃収入は概ね2段階で値下がりする
家賃収入は新築時から考えると、概ね2段階で下落する可能性があります。
第1弾段階:新築時の入居者が退去した時
第1段階の値下がりは、新築時の入居者が退去した時にタイミングがやってきます。
新築物件については、新築というステータスが付加されているため、通常相場よりも1割ほど高い家賃額で決まっている可能性があります。ただし、新築時の入居者が退去してしまうと、その物件はもう新築とは言えなくなるため家賃が元の相場家賃に値下がりするのです。
このように第1段階の値下がりは実質的には値崩れというよりも、もともとの正しい相場家賃に戻すといったイメージになります。
第2段階:築10年〜15年の間
第1段階の値下がりにより相場家賃程度まで下落している状況で築10〜15年程度が経過すると、次に第2段階としてもう1割程度値下げになる可能性があります。