孫に遺産を相続するにはどうすべき?権利を与える方法4つをFPが徹底解説!
ただし、孫は遺贈を放棄することもできます。
一方、死因贈与は孫と契約を結ばなければならないので、孫の同意が必要になり、孫が拒否した場合には実現しません。死因贈与を受けた孫は放棄できないので、孫の同意を得て契約を結ぶことができれば、確実に財産を譲れます。
相続税がかかる
死因贈与を行った場合には、贈与税ではなく相続税の課税対象です。相続税がかかるかどうかは、被相続人の財産が基礎控除額を超えるかどうかで決まります。
相続税の金額は、原則として取得した財産額に比例します。しかし、次の1~3以外の人は、相続税額が2割加算されるというルールが設けられています。
被相続人の1親等の血族子の代襲相続人配偶者孫は子供の代襲相続人である場合を除き、相続税が1.2倍になります。
同じ財産でも子供に譲るのと孫に譲るのとでは税金の額が変わってくることを認識しておきましょう。
孫に遺贈する方法(その3)では遺留分に配慮
遺言を書くときに気を付けなければならないのが遺留分です。孫に遺贈する場合、他の相続人の遺留分に注意しておきましょう。
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相続人の遺留分を確保して孫に遺贈する必要がある
遺留分とは、兄弟姉妹以外の相続人について、民法上確保されている最低限の相続割合です。