連帯保証人が死亡したらどうなる?相続対象となる場合&対処法をFPが解説!
- 連帯保証人に債務者本人と同じ責任がある
- 主債務の調査すべき
- 金融機関との交渉を模索すべき
連帯保証人に債務者本人と同じ責任がある
連帯保証人は債務者本人と同じ責任があります。つまり、債務者が借金を返せなくなった場合、自分が借金していることと変わりがなくなるのです。連帯保証人よりも責任が軽いものとして「保証人」がありますが、保証人にある権利が連帯保証人にはありません。
たとえば、自分よりも先に債務者に請求して欲しいと主張する権利(催告の抗弁)は、保証人にはありますが、連帯保証人にはありません。また、債務者に支払い能力があるにも関わらず、自分に請求が来た場合の主張(検索の抗弁)も、保証人にはできますが連帯保証人にはできません。
さらに、保証人が複数名いる場合には債務を分けられますが、連帯保証人にこの権利はありません(分別の利益)。連帯保証人の責任は保証人よりも圧倒的に重いのです。
主債務の調査すべき
もしも連帯保証を相続してしまった場合、債務の内容や債務者の返済状況をチェックしておく必要があります。
人様の借金ですから、いつ焦げ付くとも限りませんので、状況を把握した上で対策を講じる必要があるのです。