IPOに強い証券会社ランキング【最新版】おすすめポイントをお金のプロが徹底比較!
そして、多くのIPO銘柄が公募価格よりも初値(上場後に初めて付く株価)のほうが高くなるのです。しかも、初値が公募価格の2倍・3倍になることも珍しくありません。
2019年の新規上場をしたIPO銘柄は全86社。その内、初値が公募価格を上回ったのは86社中75社と、全体の87%を占めています。
つまり、初値で売却をすれば、IPOの申し込みから上場までの2~3週間という短期間で、投資した資金を一気に2倍・3倍にも増やすことが可能なのです。
2020年IPO銘柄の成績を見てみよう
それでは初値で売却した場合、具体的にどれくらい利益を上げられるのでしょうか。2020年7月の記事執筆時点で今年新規上場したIPO銘柄は39社あります。そのうち直近上場した10銘柄の公募価格と初値を見てみましょう。
直近10銘柄はすべて初値>公募価格という実績でした。公募価格に比べて初値が2倍~4倍の銘柄が多く、中には9倍以上になっている銘柄もありますね。一方で、2020年1月~2020年7月までのIPO銘柄の中で、公募価格割れをしてしまった銘柄が18銘柄あります。
公募価格割れ:初値<公募価格になること。