くらし情報『債券投資の利回りと利率の違いとは?基礎知識&計算方法を専門家がわかりやすく解説!』

2020年8月16日 14:00

債券投資の利回りと利率の違いとは?基礎知識&計算方法を専門家がわかりやすく解説!

額面とは「額面価格」の略で、債券の表面に記された金額です。たとえば、100万円を1年間預けて6万円の利息を受け取れる場合の利率は、以下のとおりです。

  • 6万円÷100万円×100(%)=6%
利回りの計算方法
利回りとは、投資金額に対して「償還差損益」と「利息による収益」との合計が、どの程度の割合になるかを示すものです。償還差損益とは、額面金額と投資金額の差額です。利回りの計算式は、以下のとおりです。

利回りの計算方法


額面金額100万円、利率10%の債券、残りの運用期間が1年の債券を購入した場合の利回りを計算してみましょう。
(102万円で購入した場合)

利回りの計算方法2
この計算を求めると0.0784になるので、約7.84%の利回りになります。

債券相場(市場価格)の変動要因
債券価格は日々変動し、変動にともない利回りも変わります。債券価格が上昇すると利回りは低下し、債券価格が低下すると利回りは上昇します。それでは、債券価格の変動要因にはどのようなものがあるのでしょうか。

金利

  • 上昇:債券価格下落(利回り上昇)
  • 低下:債券価格上昇(利回り低下)
金利とは、預金や貸付に対する利子のことで、変動金利は日銀の政策金利、固定金利は10年国債の金利を基準にしています。

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