2020年8月16日 14:00
債券投資の利回りと利率の違いとは?基礎知識&計算方法を専門家がわかりやすく解説!
ともいい、債券の利回りと償還期間との関係性を表しています。償還までの期間が長い債券ほど利回りが高い状態を「順イールド」、償還までの期間が短い債券ほど利回りが高い状態を「逆イールド」というのです。
平常時や金融緩和をしているときは「順イールド」になり、金融引き締めをしているときは「逆イールド」になります。また、イールドカーブの傾きが大きくなることを「スティープ化」、傾きが小さくなることを「フラット化」といいます。
[adsense_middle]
順イールドと逆イールドの意味と比較
正常な経済状況では「順イールド」
正常な経済状態であれば、債券の償還までの期間が長ければ長いほど、利回りは高くなります。たとえば、銀行などの金融機関からお金を借りたとして、同じ額を1年で返す場合と10年かけて返す場合を比べたら、10年のほうが金利は高くなります。
債券も同じように、期間が長くなれば利回りも高くなるのが通常なのです。
また、「順イールド」は、短期金利が低く長期金利は高い状態で、好景気のときにも見られるイールドカーブです。
順イールドのとき、銀行は融資を活発化し、企業も新規事業を打ち出しやすくなります。