労災保険の特別加入制度とは?要件・手続き方法etc.知っておきたい基礎知識まとめ
主な相違点は下記のとおりです。
特別加入のメリット・デメリット
特別加入の対象となる事業主や自営業者の中には、特別加入している人としていない人がいます。理由は、特別加入には下記のメリット・デメリットがあるからです。
特別加入のメリット
- 労災事故による療養・休業・障害・要介護に対する補償のほか、死亡時の遺族補償もあるなど、補償範囲が幅広い
- 治療にかかる費用は継続してすべて補償、所定の障害状態なら一生涯障害年金が続くなど、補償内容が手厚い
- 国の制度なので安心
特別加入のデメリット
- 労災保険料のほか、労働保険事務組合への手数料など費用がかかる
- 雇用保険(事業主)への加入など、特別加入するための条件がある
- 役員業務(事業主)や所定業務以外は対象外となるなど、補償対象となる業務に制約がある
特別加入すべきかどうか
特別加入できる事業主や自営業者などは、一般の労働者と同様に労働上のリスクを負うことから、補償内容が幅広く、ほかの労働・社会保険や民間の保険よりも補償が手厚い労災への加入をおすすめします。
特別加入の対象と条件
特別加入の対象となるのは、下記の4種のうち所定の条件を満たした人です。