役員報酬の相場はいくら?データからわかる実態&適正な金額の決め方を徹底解説!
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(1)会社にお金を残すケース
メリット:財務体質の改善・設備投資の準備資金
会社は急激な業績不振に陥ることも考えられます。そのようないざという場合に備えて、会社の自己資本を強固なものにしておくべきです。そのため、役員報酬を低く設定し、会社にお金を残したほうが財務体質はよくなります。
また、事業拡大のために設備投資を考えている場合も、ある程度会社にお金を残しておかなければならないといえるでしょう。デメリット:「役員貸付金」は融資審査でマイナス評価となる
仮に、役員報酬を低く設定して生活費が足りなくなった場合は、会社から「役員貸付金」としてお金を借りることになります。役員貸付金は決算書に計上され、あまりに多額だと、たとえば銀行融資の審査の際に問題となり借入できない可能性があります。
役員貸付金は実質返済されないお金とみなされて、マイナス評価につながる可能性がありますので注意が必要です。
(2)社長個人にお金を残すケース
メリット①:自由に使えるお金である
会社にお金を残した場合と比較して、社長個人にお金を残す場合の最大のメリットは、「自由に使えるお金である」