「夫を立てる」のが嫌いだった私の心の変化と“私なり”の立てかた
それよりも「小さいことへの感謝を言葉にする」「小さな長所も認めて言葉にする」ほうがしっくりくる。
まずは会話を増やした。単純なことだが、「『言わなくてもわかってもらえる』と思っていてもわかってもらえてないこと」が多く、そこで夫婦関係に問題が生じていることに気づいたのだ。他人同士だからこそ、何でも何度でも話すべきである。
不思議と会話が増えることで、夫に感謝を伝える心の余裕も生まれた。「会話が少ないから言えなかった言葉がある」ということにも気付いた。とってつけたような褒め言葉は言えないが、「助かった」「ありがとう」「◯◯してくれてよかった」「◯◯が得意だよね」なんて日常会話で出てくるようになった。
これが私なりの最大限の「夫を立てる」ことだとわかったのだ。
ライター:宮野 茉莉子
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