くらし情報『夫婦ってなんだろう?共働きの夫婦を100人集めた写真詩集『メオトパンドラ』が描く世界 』

2016年10月6日 08:06

夫婦ってなんだろう?共働きの夫婦を100人集めた写真詩集『メオトパンドラ』が描く世界 

桑原さんはスキンヘッドに柄シャツを羽織る、お洒落な男性という印象を持つかた。しかし、詩を聴いているとどことなく『女性』的な部分も感じさせる。

イベント後もスタッフを労い、お客さんにも柔和な笑みを向けるなど、丁寧に人と接する姿に優しさを感じました。「メオトパンドラ」に添えられた詩も、桑原さんが写真を見て率直に感じた“人”への気持ちが綴られていて、まるで家族の一員になったかのような感覚を覚えました。

夫婦ってなんだろう?に対する答えとは

夫婦ってなんだろう? 共働きの夫婦を100人集めた写真詩集『メオトパンドラ』が描く世界

写真家のキッチンミノルさん(左)、詩人の桑原滝弥さん(右)

「夫婦ってなんだろう?」 もちろん十人十色なので、正解はありません。でも、本書に出てくる100組の夫婦、お二人があとがきで描いている夫婦像などから「あ、理想の夫婦像だ」「うちに似ているかも」が見つかるかもしれません。

筆者は結婚の経験はないですが、この写真詩集を通して夫婦とは、『二人でありながら一つでもある。一人ずつ別個として存在しながらも、一共同体でもある』ということを感じました。
無理に形式的に相手に寄り添わずとも、個でありつつ結びついていられるから夫婦なのかもしれません。夫婦ってなんだろうって思った時に、オススメの一冊です。

『メオトパンドラ』(ニューフォイル)

ライター:村上彩乃

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.