要介護認定を受けるための申請方法とは? 認定を受けるために必要なこと
過去14日間に受けた特別な治療(点滴管理・透析など)主治医による意見書
介護の必要性を医学的観点から判断するため、本人の状態をよく知る主治医に意見書を書いてもらいます。申請書に記入した主治医に自治体から直接意見書の作成依頼が届くので、申請者側から主治医に対して作成を依頼する必要はありません。
主治医がいない場合は、自治体や地域包括支援センターなどで紹介された医師の診察を受ける必要があります。その際は事前に意見書を書いてもらいたい旨を医師に伝え、指示に従いましょう。
コンピュータ判定(一次判定)
心身の状況調査と主治医による意見書をもとに、コンピュータで一次判定を行います。一次判定では介護認定に必要な基準時間を計算し、現状維持・改善できる可能性の高さを評価します。
一次判定ソフトでは認定調査項目ごとに選択肢を設けて対象者を分類していき、対象者にどれだけ介護が必要かを判定します。例えば食事の摂取に介助が必要だが嚥下は可能、生活機能はやや低下しているが認知機能はある程度保たれている場合は、食事に45.4分の介護を要すると判定されます。
このように介護に要する時間を項目ごとに算出し、それらの合計によって要介護度を大まかに決定します。