介護タクシーの利用料金と選び方とは? 介護保険が適用される?
介護保険を使う場合の利用対象は、自宅・老人ホーム・ケアホーム・サービス付き高齢者向け住宅などで生活している高齢者や障害者のうち、ひとりで公共交通機関に乗車できない「要介護1~5」の人です。「要支援」認定の方は利用対象者ではありません。
また、保険を適用する場合、介護タクシーの利用目的も限定されています。介護タクシーを利用できるのは、「日常生活、社会生活上必要な行為に伴う外出」だけ。具体的には、以下のような外出を指します。
<日常生活、社会生活上必要な行為に伴う外出>
- 通院
- 補装具、補聴器、メガネなど、本人の外出が必要な買い物
- 預金の引き出しなど金融機関での諸手続き
- 選挙
- 市役所など、公的機関や役所での申請・手続き(本人が行く必要のあるもの)
- 介護関係施設の見学
介護保険利用の際の注意点
介護タクシーの利用料が保険適用されるのは、「日常生活、社会生活上必要な行為に伴う外出」のみ。そのため、いくら利用者が対象者であったとしても、趣味や仕事のための外出では介護保険が使えません。
また、介護タクシーに付随する乗降介助を利用する際には、以下の注意が必要です。
家族の同乗は原則不可
介護保険を用いる場合、介護タクシーの利用は運転手による介助を行なうことが求められています。