<ダイキン 世界の空気感調査> 世界12都市1,200人に聞いた「エアコンと空気に関わる意識・文化」
では「購入価格が安い」の割合が「省エネ性」と同様に高く(差が10%未満)、エアコンの電気代と初期費用の両方が重視されるようです。一方、サンパウロ(ブラジル)、バンコク(タイ)、ニューデリー(インド)、上海(中国)では購入価格の重要度は他都市より低いようです。
さらに、エアコン購入時に「省エネ性」を最も重視する人々にその理由を聞いたところ、全ての都市で「環境負荷を抑えたいから」よりも「電気代を抑えたいから」が上回りました。12都市全体で「電気代を抑えたいから」と回答した人は72%でした。
そうした中でも、「環境負荷を抑えたいから」を選んだ人の割合が12都市の中で最も多かったのはニューヨーク(アメリカ)で45.2%でした。ニューヨークはアメリカの中でも環境意識が高い州の1つとして知られています。世界的に環境先進地域と言われている欧州のパリ(フランス)とマドリード(スペイン)に加え、イスタンブール(トルコ)、ニューデリー(インド)、サンパウロ(ブラジル)でも「環境負荷を抑えたいから」が30%以上と比較的高い結果でしたが、「電気代を抑えたいから」が86%の東京を含め、現状では多くの都市で日常生活と密接にかかわる電気代をより気にする人が多いようです。