<ダイキン 世界の空気感調査> 世界12都市1,200人に聞いた「エアコンと空気に関わる意識・文化」
は9.5カ月と、12都市の中で長い結果となりました。また、「12カ月(1年間)」と回答した人が、バンコクでは70%、ラゴスでは53%に達し、過半数が1年を通じてエアコン(冷房)を使用している実態が判明しました。この2つの都市は、平均最高気温(最も暑い月)が調査対象都市の中で比較的高く(バンコク:36℃、ラゴス:34℃)、また平均最低気温(最も寒い月)※5が20℃以上と、一年中暑さを感じる気候です。こうした地域では年間を通じてエアコン(冷房)が手放せない状態になっているようです。
リヤド(サウジアラビア)とニューデリー(インド)も同じく暑い都市というイメージがあり、平均最高気温(最も暑い月)は40℃を超えています。この2つの都市のエアコンの使用月数は、それぞれ平均7.9カ月と7.0カ月で、他都市と比べて長いようです。一方、リヤドとニューデリーでは平均最低気温(最も寒い月)はそれぞれ9℃と8℃と、日本と同様に1年の中で寒い時期もあるためか、「12カ月」使用すると回答した人の割合は18%と16%で、バンコク、ラゴスに比べるとかなり低い結果となりました。
地域ごとに異なるエアコンのニーズ
日本のエアコンには基本的に冷房・暖房の両方の機能が備わっていますが、大部分が熱帯地域に属する東南アジアでは、冷房機能だけのエアコンが多く使用されています。