くらし情報『Gotoschoolと早稲田大学スポーツ科学学術院・広瀬統一教授が共同研究。運動介入による神経発達症児童の原始反射と社会性発達の変化を発表』

Gotoschoolと早稲田大学スポーツ科学学術院・広瀬統一教授が共同研究。運動介入による神経発達症児童の原始反射と社会性発達の変化を発表

神経発達症児童の行動上の特徴には、原始反射の残存が関係している可能性が報告されていますが、特に就学期以降の情報は限られています。また、原始反射の統合方法である運動介入についての研究も、進んでいません。
広瀬統一教授とGotoschoolは、医師からADHD(注意欠陥多動症)・ASD(自閉症スペクトラム症)と診断された就学期児童の原始反射の残存度と、3か月の運動実施による原始反射の変化と対人応答の変化を明らかにすることを目的に、共同研究を行いました。

この結果、先行研究同様ADHD・ASDの就学児童には、生後24ヶ月程度で統合されると言われる原始反射がいくつかの項目で高い割合で残存していることが示されました。
3ヶ月の運動介入の結果では、ATNR(非対称性緊張性頚反射)の残存度が、ASD児童において有意に低下することがわかりました。運動のみの介入であってもATNR統合の効果が期待できる可能性が示されたことになります。

ATNRは手と足、目と手など、異なる動きをする身体の各部位を連動させる協調性に関わります。残存度が高いと、神経系全体のコントロールが難しくなることが指摘されており、手と目の協調とバランスが低下するといった先行研究もあります。

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