Gotoschoolと早稲田大学スポーツ科学学術院・広瀬統一教授が共同研究。運動介入による神経発達症児童の原始反射と社会性発達の変化を発表
これまで言われてきた運動の効果を反映した結果として、ポジティブに捉えています。ここからさらに長いスパンでみたときには以下2つの課題があると考えています。
・長期的に運動を継続すれば同じように改善し続けるものなのか
・一定の閾値があって、それ以降は改善しにくくなるものなのか
私は、改善しないとは思っていません。より個別化された運動プログラム、場合によっては生活習慣も含めた包括的な対応が必要になるかもしれませんが、その先の広がりも期待できるという意味で、様々な症状の改善への可能性を感じています。
児童発達支援や放課後等デイサービスといった支援を提供する事業所には、5つの領域(①健康・生活、②運動・感覚、③認知・行動、④言語・コミュニケーション、⑤人間関係・社会性)を包括的に支援することが求められています。これらの支援に対して遊びや運動の貢献度は高いと考えていますが、さらにその周辺の要素もしっかりと把握してく必要があります。例えば栄養、睡眠などの生活習慣、そして、親・兄弟、周囲の子どもや大人たちとのつながりも大事です。これらを包括的に支援できる環境を整えていくことが大事だと思います。
神経発達症といってもさまざまなケースがあります。