共働き子育て世帯では28%がドラム式洗濯機を所有 - 主要60家電の普及率調査 -
普及率16%未満の初期市場には、レンズ交換式カメラ、スマートウォッチ、ロボット掃除機、スマートスピーカー、自動調理鍋など近年話題に上がることが多い家電群が多く見られた。スマートウォッチの普及率は14%だったが、年代別でみると、18~29才では普及率19%と2割近くまで上昇しており、若年層でより普及が進んでいる様子が分かった。一方、全体の普及率が6%だったサウンドバーは60代のシニア層では普及率10%と高く、年代によって普及状況が異なる様子がうかがえた。
【共働き子育て世帯に人気の家電】
年代別だけではなく、ライフスタイル別でも家電の普及状況は異なる。共働きかつ子育て世帯に注目してみると、ゲーム機やビデオカメラなど子どもに関わる製品の他、家事負担を減らす家電の導入率が全体と比べて1.5~2倍ほど高いことが分かった。例えば、ドラム式洗濯機の全体普及率は18%だが、共働き子育て世帯では普及率28%と10%ポイント高かった(図2)。およそ4家庭のうち1家庭はドラム式洗濯機を持っていることになる。他に共働き子育て世帯での保有が多かった家電には、ビルトイン食洗器、ロボット掃除機、衣類乾燥機、自動調理鍋、美容家電があり、家事負担の軽減やセルフケアなどの時短を叶える家電の活用が進んでいる状況と言える。