2024年2月2日 17:00
【累計発行部数350万部超の作家が解説!】千田琢哉 著『作家になる方法』2024年2月7日刊行
タイトル+見出し=99% 、本文=1%が、プロのエネルギー配分だ。
※以下、本書より一部抜粋
見出しとは目次のことであり、極論すると目次を読んだだけでその本の本質をすべて掴めるというのが理想だ。
忙しい人には見出しだけ読んでもらえば要点が掴める状態にしておこう。
現代人は情報に埋もれているから可処分所得ならぬ可処分時間が激減している。
あちこちでエンタメが溢れているために、メーカー各社は消費者の時間の奪い合いになっているのだ。
我々はいつでも手元の端末でオンデマンドの映画や音楽や漫画やゲームを楽しめる。
その中であなたの書いた本をわざわざ読んでもらえるようにならないといけない。
しかもランチ代に匹敵するほどのお金を払ってもらって、である。
つまり職業作家になるということは作家同士の競争に勝つだけではダメなのだ。
映画や音楽やゲームなどすべてのエンタメがあなたのライバルになるという事実を、この先もずっと忘れるわけにはいかないだろう。
そう考えるとこれまで見えなかったものが見えてくるはずだ。
とにかく読者の時間を奪わないように、目次の見出しにざっと目を通しただけで本の素晴らしさが伝わらないといけない。