くらし情報『チェーホフ『三人姉妹』の翻案を通して、日韓の歴史を見つめる話題作 「外地の三人姉妹」 カンフェティでチケット発売』

2023年10月12日 10:00

チェーホフ『三人姉妹』の翻案を通して、日韓の歴史を見つめる話題作 「外地の三人姉妹」 カンフェティでチケット発売

なかでも、2013年にチェーホフの『かもめ』を日本統治下の朝鮮を舞台に翻案し、日韓共同製作にて上演した『가모메 カルメギ』(翻案・脚本:ソン・ギウン/演出:多田淳之介)は、韓国で最も歴史と権威のある東亜演劇賞において「作品賞」「演出賞」「視聴覚デザイン賞」の3賞を受賞。演出の多田は50年の賞歴で初の外国人演出家による正賞受賞となり、KAAT 神奈川芸術劇場での日本公演でも大きな反響を呼びました。

2020年、再びタッグを組んだ二人が挑んだのは、チェーホフの三大戯曲に数えられ人気の高い『三人姉妹』。その翻案、『外地の三人姉妹』では、舞台をロシア帝政末期の田舎町から1930年代の朝鮮北部に置き換え、日本軍の亡くなった将校の娘たち三姉妹は「モスクワへ」ではなく、生まれ育った「東京へ」望郷の想いを募らせます。日本語・韓国語に加え、エスペラント語・英語・ドイツ語が飛び交う舞台上で、時代に翻弄される人々を日韓俳優陣の競演で描き大きな話題を呼びました。3年ぶりとなる今回の再演にあたっては、多角的な視点を意識し戯曲を改訂。より慎重で興味深い作品へさらにブラッシュアップすることを目指します。

作者の冷静かつ鋭い観察眼による歴史観で名作『三人姉妹』を蘇らせ、全く新しい「貌(かたち)」

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