“漫才師”ミキの漫才への矜持 ブレない主軸で『M-1』とも程よい距離感に「気が楽になりました」 6連覇中『岡-1』への本音もチラリ
昴生「もう全部、これに向けてです。去年の暮れからずっとです」
亜生「みなさん、その後の予定があって、それが狂うといけないので、先にお伝えしておきますと、公演時間1時間半となっていますが、それよりも長いです。1時間半で終わったことないです(笑)。途中で帰らざるを得ない人もいらっしゃるので。巻くことはないです」
昴生「散歩が好きなので、公演前に会場の近くを歩いたりするんですけど、そこで見たこととかをオープニングトークで話していたら、ついつい30分とかなっちゃうんです(笑)。漫才も全公演違いますし、同じ公演はないので、ぜひいろんなところに来てください!」
舞台は、観客の声がダイレクトで返ってくる。昴生が「こんなにしびれる仕事ないです」とかみしめるように語る。「寄席はチームプレーなので、例えば僕らがあんまり良くなくても、後で師匠たちが何とかしてくれる。
でも『ミキ漫』は始まってしまえば、1時間半から2時間は自分たちがどうにかしなければいけない。このプレッシャーは、今でも足が震えます。刺激があって楽しいです。成長もさせてもらっています」。
毎年、ここに向けて新ネタを作るというのもかなりのプレッシャーのように思えるが、昴生が淡々と、しかし力強い言葉を紡いだ。