旬を先取りしていた『古畑任三郎』 「話題作り」にとどまらない“刺激的”なキャスティングとは? ドラマ識者が解説
『古畑任三郎』は、ゲストそれぞれの「役者としての顔」をいま一度、あるいは、よりいっそう引き出して輝かせる“舞台”だった。確かに今のドラマでも、注目の芸人やモデルなどの抜擢を時々目にする。でも多くの場合、どこか「話題作り」を狙っている感が否めない(結果的に新人発掘へつながることはあってもだ)。昔以上に「俳優/タレント」という住み分けが、絶対ではなくなった現代。タレント陣の、役者という“別の顔”を観るのは、過去を知っている人にも、そうでない人にも刺激的なもの。芝居が一級の隠れた役者をもっとドラマで観たい。
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